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SDGsへの貢献

女性活躍の推進

企業内における活躍の場を提供

当社の全社員に占める女性社員の割合は約4割であり、「子育てサポート」の推進とともに、企業内における活躍の場を提供することが企業の組織力強化にもつながると考えております。取り組みの強化を図るため、女性活躍推進法に基づく厚生労働大臣の認定(えるぼし認定)を受けるべく、申請に向けた準備を進めています。女性社員の状況は、下記のとおりです。

INTERVIEW

■女性社員比率

社外取締役村崎 直子

経営の風通しのよさと女性のパワー、
闊達なコミュニケーション力を活かして
株主の期待に応える企業へ

[2024年4月発行 株主通信 SANSEI REPORTより]

  • Q:2023年度は
    どんな一年でしたか?

    A:2023年の当社は過去最高の売上と利益を記録し、大変に勢いのある1年だったと思います。大型の案件などもありましたが、活況の背景には、日々の営業の努力だけでなく管理本部における業務の効率化や営業サポートなど、地道な努力の積み重ねがあります。そういった日々の行動が自然と実ったのだろうと評価しています。

  • Q:取締役会の構成や審議状況、社外取締役の意見に対する風土はどうでしょうか?

    A:私の専門であるリスク管理の観点から見ると、もともと不動産業界というのは比較的リスクが高いと言われています。しかし当社の場合は細部にわたるまで、各案件を緻密にチェックし、上層部の管理職も関与するシステムが取られています。また多少、リスクの高い案件で、取引の継続に疑問が出た場合、すぐ社外取締役に相談できるような環境にもあります。
    また近年は業務のDX化を通して業務の透明性も高まり、社会情勢に応じて規程類のアップデートも頻繁に行っています。そうした点を踏まえて、ガバナンスについては、社外取締役の立場から見ても安心感があります。

  • Q:女性活躍への取り組みやガバナンス強化など、ESGへの取り組みについてはどうでしょうか?

    A: 女性活躍の分野でも、当社はかねてから非常に積極的な姿勢を取っています。私が社外取締役に就任する際、松﨑社長は「当社の業務というのは、女性の方が向いていると思う」と言われ、女性が活躍し、管理職が育ちやすいような会社にしたいという強い思いを感じました。
    そこで私は就任1年目から社内の女性職員とグループミーティングを行い、日々の想いや、女性として感じる仕事上での課題などを聞いています。その席で毎回、耳にするのが「この会社は働きやすい」という声です。育休を取って復帰し、時短勤務で働き続けることが十分に浸透しているのですね。多数の人がこの制度を利用できる環境にあるという意味で、女性活躍の素地ができていると言えます。
    とはいえロールモデルも少ない中、子育て中でも昇進が可能なのかという不安のある方もいるで、短時間の勤務でもスキルが身につけられるような育成プログラムを作る、メンター制度を導入するなど、今後、改善の余地があると思います。

  • Q:今後のサンセイランディックに対して期待することは何ですか?

    A:まもなく創業50年という節目を迎えますが、100年続く企業を目指し、さらに当社のファンを増やしていく努力が必要です。株主の方々が当社になにを期待しているのか、社会の要請はなんなのか。それらを理解するために必要なのは、株主との緊密なコミュニケーションだと思います。
    そもそも底地事業というのは、価値を発揮し切れていない不動産に対して、権利調整という技術を駆使し、本来あるべき価値へと高めていくもの。多様なステークホルダーが存在する中、対話の繰り返しで価値創造を行う事業なので、コミュニケーション力に長けた人材が豊富です。
    そのパワーを顧客だけでなく、株主の方々や地域社会などに向けて、さらに発展させることが重要なテーマではないかと思っています。今後のさらなる発展を期待しています。

男女の賃金格差の解消

平均女性賃金が男性の70%にアップ

男性賃金と比べた女性賃金の割合は、2019年からの5年間で約10%ほど上昇しています。男女の雇用機会の平等に取り組み、社員のキャリア開発の支援などを行うことで男女格差が少なくなってきています。

■女性社員の賃金割合 ※男性社員の平均賃金を100とした、女性社員の平均賃金割合

男女雇用機会均等法への
取り組み

厚生労働省のガイドラインを元に、労働者が性別により差別のない評価・制度を整えています。働く女性、男性に関わらず出産や育児を尊重しながら、一社員として仕事でも活躍できる雇用環境の整備を行なっています。